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  • ハッピーメール【18禁】

裏と表のクリスマス その1

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「乾杯!メリ─────クリスマス!」

クラスのまとめ役である池口の一声で始まったクリスマスパーティー、
メンバーは希望者のみで十人ちょいくらいと少数だが、いやまぁ良いくらいか。
どっかの店を貸切にしてるわけじゃないしな。
「はい、雄介君」
「おっ、サンキュー」
ジュースの入ったコップをもらうと、その配ってた女子は俺の横に座る、
当然に俺達は未成年だからアルコールは無しだぞ。
すると俺はその横に座った女子を眺めたのだが…へへ、やっぱり可愛いな。
「ん?何か言った?」
「え?いや…はは別に独り言だよ」
笑って誤魔化す俺が見惚れたこの女子は…このパーティーの会場として貸してもらった家の子だ、
今夜は両親が留守だからというのと学校からも近いのでと都合よく、
パーティーの企画実行員が彼女に頼み込み場を貸してもらったわけだ。

で同時にだ…俺の恋人でもあるんだなこれが。
あれは一目惚れだったかな…何となく一年の時に友人らと馬鹿な話をして廊下を歩いてると、
この別クラスの女子、佐倉和美と出くわせたのだ。
ただ廊下でたまたま横切るだけ…それだけだったのに、俺の視線はその子から目を離せず追ってた。
この時俺の直感は色々と正しい働きをしたらしい、それから彼女の事を色々と調べたのだが、
俺好みの可愛らしい容姿だけじゃなくて、性格もバッチリだったからな!
それは同じクラスになってから確信に至った、席が偶然にも真横になったのも、
運命の神様に感謝しないといけないかもしれない…
お陰で会話する事も増えてきて、より色々とわかりあえるようになってきた…だから、
俺は告白したんだ彼女に!そして…
「お疲れ、だけど場所をここにして本当に良かったのか?」
「う、うん…色々と都合が良かったんだし私は構わないよ」
「そっか」
俺達は付き合うようになって、今は恋人という関係だった…ただクラスのみんなには内緒にしてる、
バレたら連中の事だ、色々とからかわれたりと幼稚な事されたりで面倒あるしな。
実のところそういう関係になってからの付き合いは、かなりいい感じだと俺は思ってる、
ただな…付き合って一年になろうとして、まだそういう事はしてなかったりするのだ。
お互いにウブだからか、興味はあっても中々にできずにいた。
「それでさ後で…」
「うん、大丈夫…」
でも今日こそは、そんなヘタレな関係に終止符をうつつもりだ!
さっきも言った通りに今日は彼女の両親が留守で彼女一人、だから…チャンスなんだ。
今日のクラスのパーティーの後に、俺達は二人だけのクリスマスを祝おうと計画してた、
しかも…一夜一つ屋根の下で過ごすというシチェ付きでだ!

おかげで今から緊張してくる…平静を保ってるつもりだが、正直ドキドキが止まらないくらいだ…
それこそ意識するなというのも無理だよな、さっきから実は同じ側からコタツに足を入れてるからか、
肩が互いに当たっていて…和美と触れ合って座ってるようになってる。
こうしてるだけで彼女の体温を感じ意識してしまう、
これでは前でしてるクラスメイトの馬鹿な芸に集中して見入る事もできないくらいだ。
「んっ…」
えっ?ふと色っぽい響きの声が聞こえ、和美の方を見ると、
その顔は赤くなってた…もしかして和美も俺と同じか?
そうだよな緊張するさ、こんなシチュエーションなら誰だって…
このまま彼女の顔を見てて、見つめてるのがバレたら余計に恥ずかしい思いをさせるだろうから、
俺はすっかり出し物の舞台と化した前の方を見てた、見てたが…正直見てないといっていい、
頭の中はこれからの事でいっぱいだったからな。
だけどこのまま声をかけないままというのも変だよな…うん、
しばらくしてからそんな風に考え出し、タイミングを見計らう…まだ和美は赤くなってるのかな?
ビクッ…ん?何か震えたような気がし、また後ろを振り向くと、
和美はさっきよりも顔を真っ赤にさせて荒々しい息使いをしてたんだ。
「ん?どうした?何だかその…顔が赤いけど」
何かあったのだろうかと心配になり声をかける、
すると…彼女は困ったようにそれでいて恥ずかしそうにうつむくと…
「え、えっとね…そのちょっとトイレに…」
へ?呆気にとられる俺、あ…そういう事か、こんな状態で、気軽に出られないか…
「あっゴメン、みんな向こうに気がいってるし、今がチャンスだと思うよ」
「うん…」
和美は急ぎ足で座ってる連中の間を通してもらい、廊下に出て行く。
う~ん…なんか恥ずかしい事を言わせちゃったかな?
「ふぅ、寒い…」
冬の寒さが身に染みるぜ、あれからパーティーは無事に終わり、
それぞれが帰宅しようとしている、俺はそんな帰宅する連中に紛れてた…
そのまま和美の家に滞在するのにこうするのは、
単に他の連中に関係を知られないようにする為の偽装だ。
帰るフリをしてまた戻ってくるわけだが、う~ん冬の寒さはやはり堪えるな。
しばらく外を歩き続け、そろそろいいかと思いはじめる、もしかしたら少し早いかもしれないが…
だけどもこのままじゃ凍えそうだ!まぁ、他の連中もとっくに立ち去ってるだろうよ。
そう勝手ながらに判断し、俺は和美の家にと再び戻る事にした。

「寒かった?」
呼び鈴を鳴らし、しばらく待つと玄関が開き和美が出迎えてくれる、
やはりというかもう周りには誰も居ない、ちょうど良かったみたいだな。
「はは、大丈夫だよ…和美こそ平気か?顔が赤いけども」
「え、うん…大丈夫だよ」
ふと見れば和美の顔もどこか火照ってるように見えた、ん~緊張してるのかな?
俺も同じだと思うし…そのまま片付けられた部屋へと招かれ、
そこで俺は彼女の手作りケーキを食べる事になったのだ!
「うん!美味しいよ」
「本当!?良かった…!」

それは本当に美味しかった…やはり想いが込められてるのは味が違う!
和美は俺がそんな褒めた感想を言っても、信じられないのかちょっと自分で食べるのに躊躇してた感じだったが、
やはり甘くて美味い…本職を超えてると思うのは流石に言いすぎか?
そんな風にケーキを中心に、他にも軽いつまみなのを食べつつ、和美と二人っきりの時間を過ごしていく…
クリスマスをこんな風に恋人と過ごせるなんて…数年前では考えられなかったよな、
へへ…彼女のいない連中には悪い事してるみたいだぜ。
だがそんな楽しい時間も、楽しいからこそすぐに時間が経過してしまう…
気付けばもうかなり遅い時間になってたのだ。
「なぁ、もう…夜遅くなったな」
「うん…パーティー自体も終わるの遅かったもんね」
「そろそろさ…その何というか」
「…そろそろ沸いたと思うの」
「え?」
「お風呂…先に入って、その…私は後で入るから」
「あ、あぁ!」
ドックンと胸が高鳴る、これはつまり…いよいよ本番という事だ!
心臓をドキドキと騒ぐかのように鳴らせつつ、この家の浴場を使わせてもらう。

ザァァァァァァ…

「ふぅ…」
熱めのシャワーを浴びつつ、ゴシゴシと身体を擦り洗っていく、
よ~く洗っておかないとな、体臭が臭いとか思われたくないし…
「へへへ…」
これからの事を考えると、無意識に口がにやけてしまう、
すると浴場の隣から和美の声が響いてくるのだ!
「ねぇ、ここにバスタオルを置いておくから」
「あぁ!サンキュー!」
そして湯の中に入ると、俺はまた無意識に鼻歌を歌ってしまってた、
う~んどうしても上機嫌になってしまうよな、まぁ不安もあるけど。
そんな不安を消したいかのように、浴場には俺の鼻歌が響き続けてた…

俺が風呂を終えると、続いて和美が浴場に向かう…
なんかまた頬を赤く染めてたな…まったく俺ら暖かな家の中だというのに、
ずっと顔を赤くさせたままみたいだな、本番はこれからだというのに。
そうこれからだ…彼女を待つ時間が長い、先に和美の部屋で待ってたのだが、
コチコチと鳴る時計の音がいやに耳に響かせてた…やがて和美は風呂を終え、
この部屋に入ってくる、そのパジャマに着替えた湯上りの彼女の姿はその…妙に色っぽかった。
「あ…それじゃあさ…」
「うん、寝ようか…」
まるで本当にそのまま寝付くかのように、同じベッドにの上に寝る俺達、
だけど互いにすでにその気にはなっている…
「手を握っても…いい?」
「うん、いいよ」
まずはと…何度も握った事あるくせに、妙に緊張しつつもギュッて手を握りしめる、
あぁ…体温を感じる!和美の暖かさが手から伝わってきてるようだ。
そのまま俺は彼女の手を何度も色々な形で握りしめた、そこから先をどうしても躊躇してたから。
だけどそのまま手だけを握ってるわけにはいかない、
何より彼女から先に動いてもらうのは何か男として情けない!
だからこそ俺は度胸を出し、和美の上に被さったのだ!!

「あっ…」
「いいよな?」
「…うん」
覚悟はしてたのだろうが、それでも驚く彼女…だけどもう後には引けない!
そのまま勇気を出して、和美の着ている可愛らしいパジャマを脱がせていく。
和美は恥ずかしがってる、だけど…拒む事はしない、
ボタンを外していき、まずは胸を晒させた…
「!?」
「あっ…」
俺の目の前に飛び出すかのように、その物体が開放された!
男には無い胸の膨らみ…これが和美のおっぱいか?
「さ、触っていいか?」
「うん…あんっ!」
俺の手はその膨らみに伸び…そして揉んだ!
こ、これは!?女の子の胸…こんなに柔らかいんだ、凄い…
「あんっ…」
「あ、痛かった?」
「ううん、全然…気持ちいいよ」
「そう?」
思わず力強く揉んでしまったのかと思ったが、どうやら平気らしい…
しかし気を抜くとすぐに欲望のままに揉みまくってしまいそうだ!
それ程に、ここの感触は良かったのだった。
だけどここはまだ前座みたいなもんなんだよな、ここからだ…
「見ていい?あの…和美の大事なとこを…」
「ん…雄介君にならいいよ」
恥ずかしそうにコックリと頷く和美、俺はそんな彼女の好意を受け入れ…
いよいよと彼女の股を広げ、そして可愛い純白の下着を脱がせていくのだった!
そして俺は見る…女の子の大事な箇所を!!
「こういう時ってさ…濡らさなきゃいけないんだっけ?」
「え?あ…でもお風呂上りで、もう濡れてると思うけど…」
「あ、そっか…あはは」
確かに…もう濡れてきてる感じする、本当はどんな感じがベストか知らないから断言はできないが、
初めての俺がいきなりにエロ本の真似ができる筈なく、その言葉を信じて…
自分の股間のすでに盛り上がっているのを晒し出すのだった!
「いくよ…いい?」
「うん…きて」
唾を飲み込み、その入れる姿勢に体勢を変えていくと…ふとある事に気付く、
そうだ初めてだからと忘れちゃいけないじゃないか!
この時の為にと勇気を出して買った物があったんだ…それは避妊具のコンドームだ、
やっぱこういうのはちゃんとしとかないとな、彼女を真剣に考えるなら特に。
付け方に少し戸惑いつつも、何とか付けることができ、
俺は再び体勢を整える、そして…

ズブッ…

「痛っ!あ…」
「だ、大丈夫か…ゆっくりするからさ」
「う、うん…大丈夫、平気だから…」
「心配しなくても優しくするよ」
「うん…」

やはり初めては痛いみたいだ、入れた瞬間に彼女の表情は歪んだし…
しかし…うぅ!こ、これが女の子の中…まるで絡んできて締めて来るみたいだ!
俺はその生まれて初めての感覚に翻弄されていた!
温かいのに包まれて…絞ってきてるようで!!
「雄介君…んっ!」
「和美…うぉぉ!!!!」
初めてだから、これで本当にいいのかわからない…
だけど俺なりの全力で彼女を抱いていく!
優しくと頭で念じ快楽に流れそうになるのを抑えつつ…腰を動かしていく、
何度も何度もやがて果てるまで…俺は初めてのセックスという行為の快楽を堪能していくのだった。
「うわぁぁぁぁぁぁ──────!!!!」

ビュクゥゥゥ…

こうして…俺達は結ばれた、身も心も…
何度も愛し合い続け、そして力尽きると…いつしかそのままベッドの中で眠っていた、
達成感を抱いてたのかその夜はとても幸せな気分で夢を見てたと思う、
きっと俺達二人の幸せな未来を見た気がしたんだ。

夜が明け朝食を一緒に食べると、俺は早々と帰ることにした、
実は午後からは男友達との約束もあってな、仕方なく戻らないといけないというわけだ。
「じゃあまた学校でね」
「おう!」
互いに朝から顔を見合わせるのが恥ずかしい感じだった、
それも仕方ない事なんだけども、でもそれでも心の距離はより近づいた気がしてた。
微笑みつつ見送る彼女に、俺は手を振り駅へと歩いていく…すると数分後。
「あれ?そういえば…」
駅直前で今の時間を確認しようと携帯を取り出そうとすると、
ポケットにそれが無い事に気付いた。
どうやら和美の家に置き忘れてきたようだな…まいったな。
結構歩くのだけども無いと困るし、仕方ないから来た道を戻る事にした。
「しかし和美のやつ、いきなり俺が戻ってきたらビックリするだろうな」
呑気にそんな事を思いつつ、和美の家の近くまで歩いてくると…ふと何か騒がしい音が聞こえた、
何だと思ってるとそれが和美の家の玄関口から聞こえてきたのがわかる!
確か和美の家には、和美一人しか居ない筈!
胸騒ぎがする…俺は不安を感じ、走って向かっていく!
そして玄関のドアを呼び鈴も押さずに一気に開いた!
幸いに鍵はかけてなかったみたいだが…
すると俺はその光景を見て絶句する、何故ならそこにで見たのは…
「雄介君!?」
「なっ!!?」
「沢渡!てめぇ…何をしてやがる!!」

バキィィッ!!!

そこで俺が見たのは、玄関口で嫌がる和美の手を握り締めてた沢渡の姿だった、
沢渡正二…俺のクラスメイトで目立たない存在の男子だ、
友達も居ないらしく、よく一人で本を読みニヤニヤしてるとこを見かける、
以前はイジめられていた事もあるという噂を聞いたな…確かに不気味な感じでそうなりやすい男だが、
そういえば昨日のパーティーに出席してたのを何人か怪しんでいたけ。
俺は咄嗟にその沢渡を殴りかかってた…

「ぐはぁ…うぅ…」
呻く沢渡…こいつ何でここに居るんだ?
殴っておいて今更にそれを疑問に思う、もしも何も無かったら勢いに乗って悪い事をしたなとも思うが、
だが和美の様子を見る限り、そうは思えない…ん?
ふと何か落ちているのに気付いた、これは写真か?
「えっ!?」
その写真らしきのを拾い見て絶句する…写ってるのは和美だ、
しかしその撮られた姿が問題だ、それは俺も見たことの無い…
和美がトイレで用を足している、そんな痴態を写されてたのだ!
何だよ、これ…どうやって撮ったんだ!?いや…そんな事はどうでもいい、
何の目的でこれを持ってたかだ!
「沢渡…てめぇ、何だこれは!和美に何を!!」
「ひぃぃ!!」
「ま、待ちやがれ!!」
沢渡は萎縮し後ろに下がると、そのまま逃げ出したのだ!
俺は逃げる沢渡を追おうとしたが、その刹那…
「待って!もういいよ…」
「和美!だけど…こんなのを」
「だ、大丈夫だから…もう」
くっ…こうしてる間に沢渡はどっかへ行ってしまったようだ。
和美は震えた手で、俺の肘を握っている…
よっぽど怖かったのだろうか、なら尚のことあいつを放っておくなんて、
だが和美は手を離さない強い力で握っている。
「本当にいいから…」
「わ、わかったから…もう離せよ」
「うん」
もう今からだと追えないだろう、それにこんな和美を放っておけないし。
まだ怒りが収まらないが…仕方なく今は彼女のそばに居る事にした。
「脅迫…されてたのか?」
「う、うん…その…写真を渡してほしければ付き合ってほしいって」
「そっか…」
あの野郎…よくもそんな卑怯な手段を使いやがって!
とにかくここに写真がある以上は、もう脅迫は…いや画像データとかあったら別か。
「なぁ和美、もう新学期からさ…公に付き合おうぜ!」
「え?」
「こそこそせずにさ、クラスの連中の前でもイチャイチャと見せ付けてやろう!」
「でも…恥ずかしくない?」
「平気だよ、考えてみればコソコソしてる方が後ろめたい事をしてるみたいじゃないか」
もちろんクラスの連中にからかわれる可能性が大だし、心配事は色々とある…だけど、
こうやって公言して付き合ってると…和美は俺の女だと言っておけば、
あんな沢渡みたいな奴が和美にちょっかいしてくる確立が低くなると思ったんだ。
これは誰も手を出すな…和美は俺が守るという意思表示だ!
「うん…わかった、いいよ…雄介君」
「あぁ、じゃあ今日は…このままデートしに行こうぜ!」
「え…用があるんじゃ」
「そっちよりも、和美と一緒に居たいんだよ!」
さて連中にはお詫びのメールをしとかないといけないな…ふぅ。
あれから一年…あっという間だった、付き合ってから二度目のクリスマスが近づいてくる、
この一年…幸いに和美にちょっかいを出す男は居なかった、沢渡にはあれから深く言及してないが、
会う度にキツイ眼で睨んでやっている…奴は毎回視線に気付くとビクッと震え怖気させてるが、それ以上の事はしていない。
本心はクラスの連中にも声をかけて虐めてやろうかとも思ったが、そんな事をすれば和美に嫌われそうだしな。
まぁ、卒業も控えてあいつとももう少しで会うこと無くなるし…もう考えるのはやめとこう。
幸いにもあの和美の恥ずかしい写真をバラ撒くような事もしてなさそうだしな。

とりあえず今は全てが上手くいってると思う、そして今年もまた俺達はクリスマス前の休日にデートをしてたんだ。
「そっか残念だな」
ただ今年は残念な事に彼女の家には泊れないらしい、だからデートするだけで我慢する事になった。
すると和美は自分の鞄からある物を取り出すのだ。
「うん…あのこれ…」
それは可愛らしいリボンを付けた袋だった、俺に手渡してくるけど、これってもしかして…
「クリスマスのプレゼントだから」
やっぱり!俺は嬉しい反面、かなりショックを受けてた…何故なら。
「あっ、ごめん…俺のはもってきてないよ、また今度渡すよ」
「う、うん」
そうだ…せっかくのプレゼントを持ってきてないのだ!
せっかく三年生の忙しい間に色々とバイトして金を貯めてきて、豪華なの買ったのに…
一応は今度の時に渡そうと思ってたのだが…渡すタイミングが合わなかったか。
うぅ…何だか和美の表情が暗くなってる気がする、まだお泊まりできない事に後ろめたい気持ちがあるのか、
それとも俺からのプレゼントを楽しみにしてたのか…とにかく和美は暗い表情のままだった、
これは早々と話を変える必要があるな、それでさっそくとこの袋を開けて見る事にした。
「えっ!今…見ちゃうの?」
驚く和美、もしかしてここで見ちゃいけなかったのか?
だけどももう袋は開けてしまい、中のを取り出そうとしてた…ん?
「これは…DVDか?」
それは一枚のDVDだった…だけども白いパッケージだし、何のDVDだろうか?
「あの…お金が無くてその…自作の何だけども」
そっか…自作のDVDか、パソコンが得意とは聞いてないが、きっと友人かに協力してもらい、
何か俺に見せたい映像を撮ってDVDに焼いたのかな?まぁ内容は教えてくれないんだろうな。
でも楽しみだ、とりあえず家に帰ってから早速見るか。
「あの…ゴメンね…」
「あぁ、いいよ!こういう手作りなプレゼントって想いがこもってるしさ!」
「本当に…ゴメンね」
何度も謝る和美、う~ん…本当にいいんだけどな、やっぱりプレゼントは愛情があるのが一番だし、
と…大金を投入してプレゼントを買った俺が言っても説得力ないかもしれないが、
それでも満足だった…そして今日は早めに互いに家に帰る事にした。
ホワイトクリスマスになるのは嬉しいが、天気予報によればどうやらかなり夕方から吹雪くという話らしい、
電車が止まっては困るからな、早々に退散する事にしたのだ。
「じゃあ、また今度な!」
「……」
手を振って和美は俺を見送る、何か哀しそうな表情に見えるのは、
やっぱりせっかくのクリスマスにこれだけってのは不満だからかな?
まぁ俺は、この和美から貰ったDVDが気になり、ウキウキと楽しみになってたけども。
ふと乗った電車の窓から天を見上げると、天候は急に曇ってきて、今にも降りそうな感じになっていた。
いや…もうチラチラと雪が降ってきてるようだな、風も吹き始めてる…
まるで空が悲しんで泣いてるようだ…ふとそんなセンチメタルな事を自然に思った。

あれは何に悲しんでいるのだろうか…?

 

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