すれ違い その2
「彼氏からのメールかい?」
「うん…午後6時に、OPPA前にって!」
どうやら恵一君、あたしへの誤解が分かったらしいの、この送られてきたメールには、
謝罪の文章で溢れていました、こんな誤字だらけで今一つ纏まりのない文章だけど…
彼の気持ちが痛いほど伝わってきました、もう…馬鹿!
遅いよ!あたし…抱かれちゃったのに、もう処女じゃなくなったんだよ。
「あたし…どうしよう」
胸が痛む、誤解は解けたとはいえ…こんな今度こそ彼氏を裏切った行為をしたあたしが今更に、
恵一君に会っていいのか悩むの。
「行きなよ…」
「えっ!?」
でもそんなあたしの背中を押したのは、幾郎さんでした。
「僕が言うのもなんだけど…ここで彼氏に会わないと、今度こそ後悔すると思うんだ」
「幾郎さん…うん」
そうだよね、後悔する…もう初めては無くなっちゃたけど、それについてはその時に謝ろう。
考えてみればそうなったのは、恵一君のせいでもあるわけだし。
「じゃあ、駅に急ごう!まだ余裕で間に合うし」
「は、はい!」
だからあたしは戻る為に駅に向かうの、幾郎さんも一緒にね。
そして駅に着いたあたし達、すると…駅のホームは混雑してました。
「これって…あっ!?」
何だろうと戸惑っていると、駅のアナウンスが聞こえてきて…
どうやら電車は降り始めた雪でトラブルが発生し、今は運行が一時停車してたの!
「あっちゃ…直ぐに運行再開するかな?」
心に不安は過ぎっていく…そしてそのままホームで待ってたの、
だけども一向に再開する兆しはありませんでした。
振り出した雪は、もう大雪のレベルになり段々と積もってきてる…これじゃ再開なんて期待できない!
時間を見てみると、もう余裕あるどころか…これじゃ時間に間に合わないよ!!
「もう…駄目なのかな」
あたしは半ば諦めた風に呟きました、すると横に居た幾郎さんが聞きます。
「彼の事…好きなんだろ?」
「う、うん…」
「クリスマスイブ…一緒に過ごしたいのだろ?」
「うん!」
そう…やっぱり好き、だけどもう駄目なんだよね。
これはきっと神様が与えた罰なんだよ、彼の好意を裏切った罪…
すると落ち込むあたしの手を幾郎さんは引っ張ったの!
「じゃあ、行こう!例え間に合わなくても…」
「えっ…でも!」
「俺の住んでる所がここから近いんだ!」
そう言うと半ば無理やりに彼はあたしを引っ張り、足早に連れていきます。
その彼が住むという近くのアパートに…築何年建ってるかわからないけど、
かなりボロくなったアパートの前に連れてこられたの、そして彼は一人中に入り…
色々と自転車とかバイクの止めてある中から、一台の原付バイクを持ち出したのでした。
「雪が降ってるし、けっこう飛ばすけど…いいよね?」
「う、うん…」
そしてヘルメットをあたしに被せ、彼の後ろに座らせると走り出したの!
なんか…この格好、お巡りさんに見られたら怒られそう。
「まぁ、非常事態だからな…あはは」
そしてあたしを乗せて幾郎さんの原付バイクが、雪の降る道路を飛ばしていくの!
時間はもう…約束の時間に間に合うとは思えなくなってた、でも彼は一生懸命にバイクを運転していきます。
その彼にあたしは振り飛ばされないように、しっかり腰を抱き掴んでました。
暖かい…顔を見ると必死なのが、よくわかります。
…あたしの事なのに何で、こんなに懸命に助けてくれるのだろう?
エッチした仲になったといえ、あたしの心は別の男性に向いてるって知ってるのに…
こんなに自分の事のようにしてくれるなんて…
高鳴ってくる、胸が…かなり怖い走行に怯えてるのが理由じゃないよね、
この高鳴りはよく知ってるの…そう、恵一君の事が好きだって確信した時の高鳴りでした、
だから走る間に思いました、あたし…きっと幾郎さんの事、好きになってる…
ここまで優しくしてくれた外見は悪いけど、内面はとても素敵だと感じてたの。
待ち合わせ時間である6時…を少し過ぎた時間になってやっと目指す場所の近くにまで辿り着く事ができました。
「じゃあ、ここからは足で行って、彼氏に別の男に送ってもらったの見たら、また喧嘩になるだろ?」
「うん…あの!」
原付バイクから下りて、ヘルメットを返して…彼の顔をジッと見ました。
顔が熱い…きっと真っ赤なんだ。
「あたし…きっと先に恵一君と付き合ってなければ、幾郎さんと…」
「ほら、もう時間は過ぎてるよ」
あたしの呟いた声は小さかったから、彼に届いたか判断できなかった…
だけど彼は満面に微笑んで、そして手を振ったの…
あたしも微笑んで、振り向き走ります…あの人の下へ、
この胸を激しく痛めて…冷たい雪の振る中を走るの!
ありがとう…幾郎さん!!初めてが貴方で後悔はしないから…絶対!
6時10分…結局たった10分過ぎでした、でもね…恵一君は居ませんでした。
このOPPA前には、無数のカップルが待ち合わせの場に使ってます、
この街では一番の待ち合わせポイントだしね…でもね、居ないの…
携帯を見たけど、あれから連絡は無し…向こうも雪で遅れてるのかな?
そう思ってあたしはここで待ちました…
寒い…雪も本降りだし、日も沈んで寒くなってきてるんだ…
何より一人で居ると心細くてね、もっと寒いの…
周りの待ち合わせしてた人には、次々と相手がやってきてる、
あたしだけだよね、待ってから一時間…それだけ経っても相手が来ないのは。
何かあったのかな…そう思って、携帯で電話かメールしてみようと思った、
でもね…やめたの、このまま彼を信じて待っていようと思ったのでした。
そう信じないと…あたしは信じます、彼の事を…恵一君。
だけど寒いのはこたえる…体が震えてしかたないの、
店の中に入って少し暖まろうかなとも思いましたけど、
その僅かの間に恵一君がやってきたらいけないからね、我慢しないと…
そして時間は午後8時になってました。
するとその時です、スッと…あたしの前に温かそうな缶コーヒーと、
肉まんの入った袋がぶら下がったの、何だろうと思って横を見ると…
居たのは幾郎さんでした!
「まだ、待つ気だろ?」
「う、うん…でも、どうして?」
「まぁ…その心配でさ、じゃあ…」
するとそのまま、まるで周りの人が見たら他人のように、彼はこっちに顔を見ずに、
近くに居てくれました…もしかして幾郎さん、ずっと傍で見守ってくれてたのかな、
傍に知ってる人が居る…しかも時折に暖を差し入れてくれてる。
それだけでかなり待つ事が苦じゃなくなりました…
いつ恵一君に見られてもいいように、会話をする事はできなかったけどね。
そして午後11時…ついに店が閉まります、明かりが消えていく…
辺りに人は、あたし達以外に居なくなりました。
「もう…」
「うん…」
恵一君は来なかった…その事実だけが、あたしの心に残りました。
冷えちゃったな…体も、そして心も…
「送るよ、家の場所は何処かな?」
「幾郎さん…あの」
「えっ?」
だからかもしれない、あたしの口から大胆な言葉が出てきたのは…
「今日、幾郎さんの部屋に泊まっていいですか?」
またオンボロと言えば失礼だけども、幾郎さんの住むアパートの前にあたしは来てました。
「本当にいいんだね?」
「はい、親には友達の家に泊まるって言ってるから…」
「いや、僕の部屋さ…かなり汚いんだよ」
苦笑する幾郎さん、その理由はこの目で見て納得しました、
幾郎さんの部屋はまさしくオタクな部屋だったの。
色々雑誌が散らかって汚い、キッチン台もあるけど…腐海になってるし。
どうやら人の居る場所は中央の布団に、何とかスペースがある程度でした。
「ホテルで部屋を借りた方がいいんじゃ…あはは」
この現状を見たら、流石にあたしもそう思えてしまう…でも別にいいか、
だって…一人寝れるスペースがあるならね。
「えっ!」
そしてあたしは…彼の部屋に入るなり、その彼の唇を奪いました、
昨日から何度目になるだろうかというキス…そしてね。
「また抱いてください…エッチして」
「……う、うん」
男の人の部屋に泊まると言った時点で、彼もそれを覚悟してたみたいでした。
あたしもそのつもりで幾郎さんの部屋に泊まるって言ったのだし、
この冷える体と心を、人肌で暖めてほしかったから…
またあの精液という熱い粘液を注がれて、内からも温めてもらってもいいと望んだの。
「んっ…そこ気持ちいい!あぁ!!!」
「はぁはぁ…歩美ちゃんの乳首…んんっ!」
晒した胸の乳首を舐められて、激しく悶えるあたし…
今回はホテルの時よりも大胆に激しく責められていくの、
これで三度目だしね、恥ずかしい行為にも慣れちゃってるもん、
だから快感を感じるために色々と互いに試したくなっていたみたい。
そしてリラックスしてたからかもしれないけど、アソコも…
「あぁ!あんっ!あぁ…」
「どう…痛くない?んっ!!」
「あ…平気です、だから激しくしても…あぁぁ!!!」
昼に処女膜が破けたばかりなのに、だいぶ痛みが無くて逆に快感が増して感じちゃってたの、
あたしって…淫乱の素質でもあるのかな?
もちろんズキッて刺激を感じる時もあるけど、えへへ…それはそれでいいかも。
「もっと…あぁ、無茶苦茶にしてぇ!!」
「わかってる…歩美ちゃん…あぁ!!」
ドブゥゥゥゥ!!!!
「あはぁぁぁぁ────────!!!」
「うっ…んんっ!!」
そしてイっちゃた…同時に、膣内で射精されたようです。
「ご、ごめん、また…」
「平気です、気にしないで」
中に出されちゃった、でもすでにされちゃったし、心配なんて今更よね
それに感じたいの、体の内に熱いのを…もっとたくさん!
だからその後も出してもらいまくりました…そうもっと無茶苦茶にされたいから。
この暗い気持ちを感じたくないから、ただ無心に快楽に浸りたかったの…
もう今は恵一君の事は忘れていたかった…
ただ心を全てを幾郎さんに支配されていたかったのでした。
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俺は今晩友人の家に泊めてもらっていた、
そして一緒にクリスマスイブの夜を孤独に騒ぎ倒してたんだ。
「あはは、ご愁傷様~馬鹿だなお前も!」
「う、うるせぇ~~!!!畜生…覚悟はしてたけどよ…うぅ…」
結局、彼女は来なかった…午後3時から三時間も粘ってOPPAの前で立ってたのに、
彼女は現れなかったんだ、連絡も無かったし…怒ったのかな、やっぱりさ…
雪が降り始め、目の前の光景が白いので積もっていくのを眺めていく中で、
すっかり身も心も凍り付いてしまってたわけだった。
「送ったメールに気付いてないか、それとも携帯を切ってるかだよな…きっと」
「もしくはこんな彼氏に呆れて、嫌われて…」
「言うなぁぁ~~~~!!!」
それは考えたくない、だが納得いく理由だった。
それにそのせいで一日中携帯の電源をOFFにしてる可能性もあったし。
まったく俺は、とんだ過ちをしたものだ、情けなくて自分に対しての怒りが湧き上がってくる。
「待ってた時に連絡はとらなかったのか?」
「いや…考えたけども、何通も送るのは男らしくないみたいでさ…」
「変なとこで下らないプライドを持つなよな~はぁ、まぁ今日はヤケ酒といこうぜ!」
ちなみに俺らは未成年だ…だが、そんな法的な物に今は縛られたくない、
酒でも飲んでないとやってられないぜ!
「はは、男同士のクリスマスイブもいいもんんだな~…あ、部屋なのに雨が…」
クリスマスという事もあり、高アルコールのシャンパンを飲み、
近所のスーパーで買ったパーティ用おつまみをつまんで、寂しく夜を過ごしていく俺達…
やがて深夜となり、付けていたテレビもクリスマス特番の番組から、
通販番組が延々と流れるくらいになっていた。
「なぁ、携帯には向こうからの連絡入ってないのか?」
「ねぇよ…ほら、見てみるか?」
コタツに深々と入り、このまま寝てしまおうと思った時に、友人が尋ねてくるから、
百聞は一見にというわけで、ポケットの携帯自体を手渡してやった。
するとジロジロと操作していく…待て、どこまで見てるコイツ!
「くく…何だこの文章?ほとんど意味不明な文章だぜ!?」
「だぁぁ~~!!!それは読むな~~!!!」
コイツはあの時に急ぎで送った、謝罪…そしてデートの申し入れをしたメールを読んでやがった。
するとだ、唐突に興味津々と見つめてた目が、眉を潜めたんだ。
「午後3時??」
「ん?どうかしたのか??」
3時って待ち合わせの時間だよな、それがどうしたんだ?
「お前さ、この送ったメールな、午後6時って書いてあったぞ?」
「はい?」
俺は友人の言葉に耳を疑った、そんなまさか…誤字だらけといっても、
肝心の時間を間違えたわけ…え?ナニィィィィ!!!!!
ズガァァァァ!!!!
俺はその夜、再度の稲妻を頭に落雷を受けたのだった。
「何という大きなミスしたんだ、俺は…と言うことは?」
「あ~…ちょうど帰った時に、彼女がやってきてたかもしれないよな~」
「うわぁぁぁ~~~~!!!」
「やって来ない彼氏を、ずっと待っていたかもな…こんな大雪の中を」
「言わないでぇぇ~~!!!」
ただ俺はショックを感じてたんだ…そうだ謝らないと、友人から自分の携帯を強引に奪い、
歩美のアドレスを選ぶ…
「メールより直に電話した方がいいと思うぞ」
「だけど、こんな夜更けに…」
そう世間では、無数のサンタが活動を開始してる時間だった。
「また話がこじれるかもしれんからな、物は試しで一度電話してみろよ」
そうだよな…またメールで謝っても、それを読んでくれるかわからない、
それに心が伝わらないかもしれない…これだけ続けて酷い事をしたのだから。
だから俺は電話した…寝てるかもしれないけど、
そして長い呼び出し音が鳴っていく…やはり駄目だろうか?
そう思った時だった、電話に出たんだ…そして聞こえる。
『も、もしもし…』
彼女の…歩美の声が!そして俺は!!
「ごめん歩美!!」
『け、恵一君?』
「今日は…本当にごめん!いや昨日も…俺、実は!!」
そして俺は歩美が何か言う前に謝りまくり、そして今日の事を説明したんだ、
この情けない理由を…
「ほんとうにゴメン!待ってた…よな」
『うん…待ってたよ』
やっぱり…そういえば歩美の声はどこか変だった、震えてるようなそんな感じだ…
怒っているのか、それとも…泣いてたのか!
「もうこんな事を言う資格ないかもしれないけどさ…許してほしいんだ」
『恵一君…』
「俺…歩美の事が好きだから、今度の事はいつか埋め合わせする…だから許してくれ!!」
もし…ここで、俺の目の前に歩美が立ってたら平手の一発や二発は叩かれてたかもしれない、
いや…その方がスッキリしていいかもな。
『わかった…そういう理由だったなら、仕方ないよ』
「え…」
『で、でも…んっ…今度、何か高いのを奢って…もらうからね』
「じゃ!…」
『ま…また今度ね…恵一君、……メリークリスマス』
ガチャッ…
ここで電話は切れた、これって許してもらえたのかな?
はっきりとは言ってくれてないが、多分そうだろう…怒ってはいるみたいだけど。
はぁ、来月の小遣いはかなりピンチになりそうだな。
「おうおう、アツイねぇ~ヒック」
傍で一抹を見ていた友人は、またヤケ飲みしてたよ。
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「んっ…あっ…えいっ!」
あたしは携帯を、脱いだ服のある場所に投げた。
「彼氏からだったのかい?」
「うん…すごくマヌケな理由の行き違いでした…笑えないよね、あれだけ待ってたのに」
彼の上で、あたしはさっきの電話についての文句を呟くのでした、
たった一字違いで、こんな風になってしまったなんてね。
怒りを通り越して、何だか情けない気分でした。
「んっ…あぁ…幾郎さん、続き…しよ」
「いいのか?」
「うん!今晩は幾郎さんと…いっぱいしたいの、朝まで…」
あたしは自分からも腰を上下に動かせ、アソコいっぱいに幾郎さんのおちんちんを銜え込んでいました、
この状態で電話をしてたんだよ、エッチしてたの…恵一君、あたしこんな風になってるんだよ。
貴方との行き違いで、このクリスマスイブの夜…サンタさんが働いてる時間、
すっとセックスし続けてました、何回イっちゃたかな…そしてこの膣内、
すっかり幾郎さんの精液まみれになってました、ん…隙間から漏れてるし。
「キスして…んんっ」
そしてキス…しかも触れるだけじゃなくて、舌を入れて絡める事までさせてました。
高まる淫らな雰囲気に、かなり大胆な事を互いにして、乱れていくのでした。
そう…例え、幾郎さんのがもう弾切れになっても…
この全身の肌を密着させて、お互いに揉んで摩って…感じあってたの。
今は…何も考えず、ただ肉欲の虜になってたわけ。
いいよね…恵一君、そっちが悪いんだから。
彼の事を考えると胸が痛むけど、だからこそ今は忘れる…
ただこっちの彼氏の事だけ考えてました。
2××6年12月25日━━━
結局、朝までどころかクリスマスの昼まで、あたし達は一緒に居てエッチしまくってたの、
腰が凄く疲れちゃった…色んな体液まみれで全身の肌もドロドロだし。
でも…満足したかな?
そして少し汚かったけどもお風呂も貸してもらって、身体を綺麗にし帰る事にしたの。
「じゃあ…ありがとうございました」
「これから彼氏に会うんだろ?」
そう…この後に、デートのやり直しをしようってメールがあったの。
だからあたし行く事にしました。
「うん…やっぱり好きだから」
「そっか…」
そう好き…やっぱり酷い目あったけど、彼…恵一君の事が好き、それは変わらない。
彼の彼女でいたいって思ったの。
「それじゃ…あの、色々とありがとうございました」
「うん、彼氏と仲良くね…あっ!」
「んっ…」
そして去り際に…もう何回目になってるのかわからない、唇へのキス…
それで幾郎さんとサヨナラしたの…今日は。
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今年のクリスマスには、凄いプレゼントがあったんだ。
彼女の名は歩美ちゃん…ショートカットの似合う幼児体型で年下の、
ロリコンである僕にとって凄く好みの女の子、
そんな子と初めてのエッチをしたんだ。
しかも彼女は彼氏付なのに、初めてを僕にくれたんだ。
もちろん好意じゃなくて、たまたま落ち込んでた時に出会ったのが僕だったという、
そんな自暴自棄行為で処女をくれたのだけど。
でも、あの出会いと快感は忘れないよ、
だって…現実の世界であんなに優しく僕に触れてきた女の子は初めてだったから。
僕は…彼女が好きだった、だからあの時…ずっと待っていたのに現れず寒い夜空に彼女を置き去りにした、
歩美ちゃんの彼氏を許せず、イブの夜は狂ったように彼女を犯したっけ。
そう彼氏から奪うつもりで、テクなんて無い…ただ欲望に身を任せたセックスを続け、
傷心の彼女を抱き続け…そして膣内に出し続けた。
でも…彼女は彼氏の元へ帰った…こうして一夜の夢は終わったんだ。
そうだよな、こんな格好悪いデブなオタク男と付き合う事ないんだ、
誤解だった…不幸な行き違いだったんだから、ふさわしい相手の下に戻るのが一番なんだよ。
好きな子には、何より幸せになってもらいたい…だから。
ただ今回の事で、彼氏とまた不幸な衝突が起こらないのを望むだけだった。
僕は彼女の温もりが残る布団の上で、ボーっと呆けながらに、そう純粋に祈ってた。
そう…これで夢の時間は終わりだと思ったんだのだけど、
2××7年1月1日━━━
初詣で人が賑わう神社の中、賽銭箱の前で僕と…そして着物を着込んだ彼女が立ってたんだ!
そう歩美ちゃん、ちなみに彼女は二度目のお参りだったんだ、一回目は午前中に彼氏と行ったらしい、
そして家に帰ってから直ぐに、この僕のアパートに訪ねてきて、
近くの神社にやってきたというわけだった。
「今年も…よろしくおねがいします、幾郎さん」
「うん…よろしくね」
実は今日だけじゃない、あれからも歩美ちゃんと僕は会っていたんだ。しかもね…
「あん、あぁぁ!!えへ…気持ちいい…」
「歩美ちゃん…んんっ!」
僕と彼女は、僕のアパートの部屋に入るなり、またこの布団の上でエッチしてた。
これもあれから一週間ぶりというわけじゃなかったんだ、ほんの数日前から時々やってきて、
そして抱いて肉体関係を続けてる。
「はぁはぁ…彼氏としてないのかい?」
「うん…クリスマスの罰だもん!あっちの恋人にはまだ体を許さないの!」
というわけで、あっちの彼氏とはまだ肉体関係には至ってないそうだ、
ちなみにあっちの恋人と彼女が言ったのは理由がある、
実は僕と彼女も今は恋人という関係になってたんだ。
つまり歩美ちゃんは二股をかけているわけなんだ、しかも僕の公認で!
数日前、クリスマスの日に別れた彼女が再び部屋に訪れた時に、
僕は驚いた…だけど更に驚愕の告白をしてくれたんだよ。
目の前に現れた彼女は、僕の顔を見るなり胸元に飛び込んできて…
「あたし…幾郎さんの事が好きなの!」
告白…初めての体験で思考回路が一気に遮断し、呆然となったよ。
でもじきに回復し思い出すんだ、彼女には彼氏が居たはずだが…
「だけど…恵一君も好き…別れたくない」
「えっ…」
「二人とも本当に好きなの…こんなのいけないのに、だけど気持ちが止まらないの」
そして歩美ちゃんは、背徳心を抱きつつ発言したんだ。
「あたしと付き合って下さい…彼氏持ちだけど、恋人にしてほしいの!」
それは一般世間じゃ許されない、我侭な発言だった。
こんな事を言われて普通の男なら、ふざけるなと言いたくなるかもしれない、でも僕は…
「い、いいよ」
「えっ…」
「他に好きな男が居て、一人に絞れなくてもいいよ…僕も歩美ちゃんが好きだし」
「いいの?こんな…」
もちろん他に好きな奴が居る、その存在は疎ましかった。
でも…今まで女の子と付き合った事のない僕に、この誘惑を断つ事はできない、
何より…本当に彼女…歩美ちゃんが好きだったから!
「うん…愛してる歩美」
「あたしも…愛してます、幾郎さん…んっ」
こうして彼女は二人の男を好きなまま、現状で居ることを選んだ。
でも僕にだけ身体を許してくれるし…有利かもな。
いつか…一人を選ばないといけない日が必ず来るのだから…
::::::::::::::::
あたし…クリスマスに別れて、そして恵一君とデートし、
家に帰って部屋に篭ると…あれからずっと寂しい物足りない気持ちに襲われてたのを実感したの。
好きな人と一緒にデートしたのに、昨日の一件があるから体は許さなかったけど、
でも…足りない。
処女じゃなくなったアソコが疼く、この中にはまだ彼の…幾郎さんの精子で満ちてたよ。
そんな中をこの指で掻き回し、一人エッチして身体を慰めていく…
「あ…あぁ…」
そして思い浮かべるの、あの…年上の男性の事を。
すると身体が…中から燃えるように熱く火照っていくのがわかりました。
そして思い知るの、どれだけ彼に心を許し…そして好きになったかを。
恵一君は好き、でも…幾郎さんも、こんなに好き…
それからしばらくあたしは悩みました、ずっと悩むの…
そしてね、決めたの…両方の彼女になろうって。
それはとっても図々しい提案でした、だから…恵一君には告げてません。
ただ幾朗さんには告げて、そして…恋人になったの。
それからは大忙し、恵一君と今まで通りに付き合いながら、
幾郎さんとも付き合うのだもん…一人で帰る学校帰りに、
携帯で連絡とって、彼の家に遊びに行く事もよくあった。
遊ぶだけじゃなくて…またエッチもしてたっけ。
そして付き合う内にね、あたし…幾郎さんの趣味にも段々と理解していき、
そっちの世界に足を踏み込むようになってたんだ。
冬が終わり、春がきて、そして夏が訪れた時なんて、
その手の大きなイベントにあたし幾郎さんと一緒に参加して、
生まれて初めてのコスプレなんてのをしました。
そして…そのイベントの後には…
「んっ…こんな格好でするエッチもいですよね」
「う、うん…うっ!」
そのイベントで着た衣装で、エッチしてたんだ…
何だか違う自分になれたみたいで、ハマりそうかも。
そしてコスプレしてするエッチも、いつもと違う変化でいいと思えたんだよ。
「んんん~~…あぁ…おいしい」
幾郎さんのおちんちんを口で銜えて、執拗にこの黒い竿を舌で舐めるの、
皮の裏側まで…付き合って数ヶ月、あたしは凄くエッチな女の子になっちゃたんだ。
「うっ…凄くやらしくなったよね、歩美ちゃんは…うくっ!」
「ん…だって、幾郎さんの部屋…その手の教科書の山だもん、覚えちゃった…」
「普通じゃないのが多いのに…んっ!」
口の中に熱く粘々した精液が放たれます、それを喉奥に飲み込むの…
こういうのもできるようになっちゃた、最初は大変だったけ…この粘った感触も慣れなかったし、
味も…今は美味しく感じるようになったけど、初めは辛かったんだ。
「次…おまんこにください」
「うん…んっ!!」
そしてセックスを始めたの、しかもバックから犬の交尾のように…
「あん…気持ちいい、幾郎さんだって、凄く上手になってると思うよ、あぁ!!」
「そうかな…んっ!くぅ!!」
あたしとエッチを何度も何度も繰り返してたから、上手くなって当然だと思う、
そしてあたしも…自分から腰を動かし捻って、腰使いが上手になってるかも。
もちろん比較する相手がいないから、本当はどうか分かんないけどもね、
そう…この時点では。
「う…そろそろ…」
「今日も…あ、中に…膣内に射精してぇ!」
「ん…でも、今日は確か危ない筈じゃ?」
「…んっ、うん…わかってるけど、いいの…駄目?」
「歩美ちゃんが望むなら…ううっ!!」
ドブゥゥゥゥ!!
「あぁぁ────────!!!」
幾郎さんの赤ちゃんの素、入ってきてる…危ない日なのに、
でもこの感触が好き、そしてスリルも…
ちなみにあたし達は、あんまり避妊具は使ってませんでした、
基本的にオギノ式で対策してたの、危ない日はアナルで…とか。
だけど稀に、それを危険を犯してしまう時もあったわけでした。
今みたいに…あ、たくさん出してる…彼も色々と言うけど、こんな状況で膣に出すの好きみたい。
「ん…赤ちゃんできちゃうかな…あぁ!!」
そんなエッチ三昧を繰り返してる、こっちの恋人との生活…
じゃあ、もう一人はというと、そろそろ許すつもりなんだけど…一度拒絶したら、
中々にその抱いてもらうきっかけがなくて、ズルズルと清らかな付き合いを続けていたの。
でも、それも秋まで…恵一君の家に招かれた時にでした。
「お、俺…もう…」
「…いいよ、恵一君」
しちゃったの、初めてのエッチを…突然にベッドに押し倒されて、
そのままズルズルとしていくの。
「んっ…いたっ!」
「あ、大丈夫か?」
「う、うん…平気」
処女だから痛い…という演出をする、だってあたしがとっくに処女じゃ無くなって、
しかもそういうのに慣れてるなんて知らないのだもん。
嘘ついてごめんね、だけど…恵一君をがっかりさせたくないから。
「あは、あたしって血が出ない方だったんだ…ん、だから強くしていいよ」
「あ、ああ…んっ!」
久しぶりの初々しいセックス、もう一人とはかなり激しい変態なプレイにはまってるし、
新鮮かもしれない…とはいえちょっと物足りけど、まぁ…最初だしね。
「うっ!!」
そして終わった…あたしはトイレを借りて、そこで後始末をしてました。
そういえば恵一君とのエッチで初の体験もあったの、それはコンドーム。
幾郎さんとは使った事なかったからね、うわ…中に精液が溜まってる。
これが恵一君の精子なんだよね、あたしは誰も見てないのを良いことに、
勿体無いからと中の粘液を口に含み入れました、んっ…男の人の味って、
それぞれちょっと違うんだ。
これで、あたし…二人と共と肉体関係をもったんだ、
そう考えると…不思議に充実感が湧き上がります。
あたし…本当にエッチな女の子になってる、こんなのイケナイのもいいとこなのにね。
そしてトイレから出ようとしました、すると!
「うっ!!」
突然の吐き気に襲われていく…この便器の中に嘔吐してた。
これって…?…やっぱりなの、ここ最近どこか体の調子が悪かったけど。
何だか熱ぽい時もあるし…それに無いし…
あたしはその体の変調が何を意味するのか、大体の見当はついてました。
ただ見て見ぬフリを続けてきてたの、でも限界なのかな…
そう考えて前もって買っておきながら、使わずにいた物を懐から取り出します。
そして…おしっこをしてから使うのでした、その結果は…
2××7年12月24日━━━
季節は巡り再び冬、街の中はクリスマスムードで盛り上がっています。
この彼と出会って、早一年が経過したのでした。
「あん!あぁ…」
「歩美ちゃん、また出すよ!!」
「うん…あ…お尻に出してぇぇ!!」
ドブゥゥ!!!
「あ…お尻、アナルが熱いよぉ…」
もうすっかり慣れた部屋の彼の住処、そこで昼前からエッチ三昧してました。
実は昨日の夜から泊まりで愛し合って乱れ続けていたの。
「はぁはぁ…お腹の中、幾郎さんのでいっぱい…幸せ」
恍惚した表情で、腸内で感じる粘液の温かさに身悶えさせてたの。
ちなみに…前のおまんこのとこは、比較的に綺麗でした、
それはこっちは今日だけじゃなく、最近ずっと使い込んでないから…
だって今は大事な時期だから、ちょっと寂しいけど仕方ないよ。
「もうだいぶ大きくなって目立ってきたよね」
「うん…」
そうそれは、このお腹が原因…あたしの腹部はボッコリと膨らみを見せてました、
まだ上着を着込んでいたら、外見上はわかり難いけど、
その内にどんどん目立って大きくなっていく筈、そして分かるの…あたしが妊娠してる事が。
あの日に使ったのは妊娠検査薬、そして結果は陽性…オメデタだったの。
つまり幾郎さんの赤ちゃんを、身篭ってしまったのでした。
まぁ…あんまり避妊に力を入れてなかったし、危険日に膣内出しした時もあったし、
当然といえば当然かもね。
幾郎さんは、その大きくなったあたしの腹部を愛しく撫でていたの…ん、やだ感じちゃう。
またその気になっちゃいそう、そろそろいかなきゃ駄目なのに…
今日は用事がありました、大事な約束…もう一人の恋人と会うの。
「じゃあ…いってきます」
「本当にいいのかい?」
「うん…だってもう隠せないし」
それはただのデートじゃありませんでした、
この二股を続けて一年…でもそれは今日で終わりかもしれない、
だってこれから恵一君に、全てを伝えるから…
あたしが去年のクリスマスに一人の男性と出会い、あの誤解で傷心した際に肉体関係を持ち、
そして今日の今まで関係を持ち続け妊娠しちゃった事、全てを伝えるつもりです。
きっと彼は怒る、そして別れるかもしれない…でも言わなきゃ。
こんなあたしでも貴方は好きでいられますかって…
外に出たら、街は雪が降り始めてました…
今年もホワイトクリスマスになりそうね。