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  • ハッピーメール【18禁】

メグ姉と僕

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「トシ、この唐揚げ食べた?」
僕は黙ってうなずく。
「ね……どう……だった?」
テーブルに乗った豪華なオードブルと、タッパー
に入ったそれをちらちら見比べていた彼女は少し心配そうに僕をのぞき込む。
僕はひとことも発しない代わりになんどもうなずくと、少し安心したような表情になると同時にちょっと頬を膨らませた。
「もう、口いっぱい頬張るなんてお行儀悪い」
「そんなに怒っちゃだめよ、天野さん」
澄んだ声はとても楽しそうだ。
「俊之君は天野さんの手作りの唐揚げでお口がいっぱいなんですから。さっきからそればかりお食べになってます」
「え?ええ?そうなの?そう……なんだ」
急に真っ赤になる。
「そうですよ。天野さん」
別の声も肯定した。
「トシはここのコールドビーフよりも恵美さんの唐揚げのほうがお気に入りみたいですね」
その言葉には僕も赤くなる。
「も、もう!からかわないでよ!……克也クン!まるでそれじゃ、アタシがトシを餌付けしちゃってるみたいじゃないの!」
真っ赤になった彼女はカクテルを……最初はそれがアルコール入りということで断固として拒んでいたはずのそれを……一気に飲み干す。
けれども彼女は、メグ姉はすごくうれしそうだった。

相当な難関といわれるK高校に合格したらなにかお祝いをしようと言い出したのはメグ姉だった。
そのK高校の生徒であり、僕よりひとつ年上のお隣さんでちっちゃいころからよく遊んでいた(というか僕を家来にしていた)けれど、中学校に入ってからは少し疎遠になっていた……でも僕がK高校を受験するということで、母さんに頼まれて家庭教師を引き受けた彼女が模試の結果をチェックしながらの提案だった。
確かそれは「息抜き」という名目でメグ姉と一緒にどこかに遊びに行くようになったころ。
近所でも評判になるくらい綺麗になって、ちょっと近づきづらくなっていた天野恵美が実はぜんぜん昔のメグ姉……ちょっと乱暴で、おっちょこちょいでお姉さん風を吹かすのが好きで、でもすごく優しい……と変わっていないことを理解した僕が、完全に彼女に恋してしまったころ。
そしていま、僕「たち」はそのお祝いをしている。
高森真衣、高森克也の姉弟とメグ姉こと天野恵美、それから僕、青井俊之の四人で。
二〇畳はたっぷりあるホテルのスイートで、克也くんと僕の高校合格パーティが開かれているのだ。

そのパーティを四人でやることについて、最初メグ姉はあまり乗り気ではなかった。
「だってさ、アタシが空いてる日ってこの日だけなんだよ。そのあと家族でバンクーバーに行くことになってるし。それに高森さんってアタシ、あんまり親しくないんだよ。同じクラスだけど、あのひとすごいお金持ちだからちょっと近づきにくくて。そ、それにね。この日はパパもママも一日留守だからせっかくなんだからトシと二人きりで……その、あの……」
そこまで言いかけて携帯越しの彼女はひどくあわてふためいた。
「ちゃんとした恋人になるまではキス以上はだめ」
「ちゃんとした恋人になりたかったらアタシと同じ学校にはいるのよ」
ものすごく真面目で努力家のメグ姉は僕の告白に
「よかった……トシったら急によそよそしくなっちゃったから。アタシのこと嫌いになったんだと思ってたの」
と涙ぐんでOKを出しつつも、ある一線を越えることは決して許さなかったのだ。
そのメグ姉がそこまで覚悟していてくれたことに僕はすごく嬉しかったし、それは待ち望んでいたことであったけれど、どこか強引なところがある高森克也と約束してしまった僕は折衷案を出すしかなかった。
つまり昼間は高森姉弟とお祝いをして、そのあと二人っきりでもう一度お祝いをするという提案を。

「お屋敷」と言われている高森家ではなく、高森真衣が手配した高級ホテルのスイートでそのパーティが行われることにメグ姉は少し疑問を感じていたようだった。
けれどもその疑念もルームサービスが持ち込んだ山ほどのオードブルで解けたらしい。
「高森真衣さんがお料理するなんて聞いたことなかったもの。だからホテルなのよ」少し傷ついたような、でも少し誇らしげな表情でメグ姉は手料理の入ったタッパーを高級料理の隣に並べながら僕に囁いたのだった。
けれども最初のぎくしゃくした空気は美味しい料理とアルコール(平然と高森姉弟がルームサービスに注文し、まったく何の問題もなくそれは届けられた)でほぐれてゆく。
「へえ、そうなんだ。志望校が同じっていうことで仲良くなったんだ。トシと克也クンは」
メグ姉は何度か僕の家を訪ねてきた克也くんにはまだ話しかけやすいらしい。

「そうですよ。やっぱり難関ですから切磋琢磨しないと」
克也くんは僕を見た。
「なんだか克也クンってオトナな言葉遣いなのね」
メグ姉はくすりと笑うと僕の髪の毛を掻き回した。
「でも不思議。これでわたしは天野さんとお友達になれたんだから」
高森真衣はメグ姉に微笑んだ。
「接点がなかったものねぇ、高森さんとは」
メグ姉はまだどこかぎこちなさそうだった。確かにキレイだけれどそれ以上に別のなにかの輝きを感じることができるメグ姉と、どこかお人形みたいに見える真衣さんとは僕にも別世界の人間に見えた。
「これからはもっと仲良くなれますわ。だってみんな同じ学校の生徒になるんですもの。きょうだいと……」彼女はくすくす笑う。「恋人同士で」

メグ姉は真っ赤になった。僕と目が合ってさらに赤くなり、それからぷいとよそを向く。
高森姉弟が声を立てて笑う。メグ姉は向こうを向いたまま隣に座っている僕に身体を押しつける。
その瞬間、僕はすごく幸福だった。

きっと僕たちはあまりの幸せに舞い上がっていたのだろう。あるいはアルコールが口を滑らかにしていたのかもしれない。
メグ姉も僕もお互いの関係や秘密を二人に促されるまま口にしていた。
僕とメグ姉はまだ一線を越えていないこと。
生真面目なメグ姉に僕は逆らえないこと。押し倒して強引になど考えたこともないこと。
「もてもての天野さん」が実はかたくなに純潔を保っていること。
秘密を口にするたびに、僕たちは逆に幸福になっていくようだった。そっとメグ姉の腰に手を回しても彼女はまったく逆らわず、それどころか僕の肩にほっぺを押しつけてくすくす笑う。
「すっかり仲良しの恋人ですね」グラスを手にした克也クンが笑った。そのグラスをかちりとテーブルに置く。
僕は息を呑む。どこかでなにかが変化したように感じたから。

「真衣、鎮めてくれない?俊之君と恵美さんにあてられたみたいだ」
スラックスを指す克也くんにその姉はただ「はい」とだけいうと細い指で彼のベルトをはずしてファスナーを下ろし、下着とスラックスをずらして彼の性器を露わにする。
メグ姉がかすれた悲鳴を上げた。僕は思わず目を逸らしてしまう。
それは一五歳のものとは思えないほど大きくいきり立ち、ごつごつした性器だった。その、僕のとは比べものにならないほどまがまがしいモノだった。
それに真衣さんが当然のようにつやつやした唇を近づけてゆく。
「真衣」いままで聞いたことのない冷ややかな克也くんの声。「ご挨拶は?」
真衣さんが凍りつく。ちらと僕たちを見た。その瞳はどこか嬉しそうだった。
「……克也さまのおちんちんに御奉仕させていただきます」

びっくりするほど鰓が張った亀頭にキスをしたあと、ピンクの舌を伸ばして真衣さんはれろれろと先端からにじみ出る汁を舐め回した。細い指でペニスと睾丸を嬉しそうに刺激している彼女は自身のスカートの裾からレース地のショーツがのぞいていることなど気にもしていない。
「ふむぅぅぅっ……ふぁ……」
克也くんの足下に跪き、真衣さんは大きく唇を開けて彼のペニスを飲み込んだ。ちゅばちゅば、じゅるじゅる音を立て、お尻をもじもじさせながら一心不乱に彼女は弟の陰茎に奉仕している。克也くんのペニスを頬張る真衣さんの唇は大きく開き、引き延ばされた口元は美貌を台無しにして無惨で淫らだった。
「真衣。飲ませてほしいかい?それとも」克也くんのつまさきが姉の太股の付け根をぐりぐり刺激した。
「こっちに注いでほしい?」
真衣さんはまったく迷わなかった。僕たちが見ているにもかかわらず「セックス、セックスしてください。真衣の子宮にザーメン注いでください」と感涙にむせびつつおねだりするのだ。
「きょうだいなのに、ほんとのきょうだいなのに……」
メグ姉が熱に冒されるようにつぶやくなか、真衣さんはテーブルに手をついて後ろから弟に貫かれて歓喜の声を上げていた。

「あれ?二人ともはじめないの?」姉の中にまったく躊躇なく精液を注ぎ込み、そのあとまったく硬さを失わない肉棒を彼女に後始末させつつ克也くんは笑った。
「ほんとにまだオコサマなんだから。キスをするだけでせいいっぱいなのかな」
顎まで唾液で濡らしたまま、僕とメグ姉はぼんやりと彼を見上げた。
二人の交わりのあいだ、僕とメグ姉はお互いの唇を貪り合っていた。
もっと先へ進みたい。メグ姉を真衣さんのように貫きたい。
そう思っていた。そうしたかった。
けれどもメグ姉のお気に入りのワンピのボタンを外そうとする僕に「だめ……トシ……ココじゃだめ」と細い声で懇願する彼女に無理強いすることはできなかったのだ。
「可哀想なくらいになってるよ。俊之クンのそこ」克也くんが僕のジーンズを指さした。
「優しい君の心と違って、君の下半身はケダモノになってるじゃないか」
克也くんの笑みはいままで見たことがないほど冷酷だった。
その彼の下半身に顔を埋め、陰毛に頬を擦りつけつつちゅぱちゅぱペニスを舐め回していた姉の綺麗な黒髪を克也くんはぎゅっと掴む。
「真衣、トシくんの可哀想なおちんちんも鎮めてあげるんだ。いいね」
ちゅぽんと硬いペニスが唇から離れ、唾液のアーチが名残惜しそうに架かった。
靴下だけを残して火照った素肌を露わにした真衣さんがふらりと立ち上がる。
テーブルの周りをゆらりゆらりと歩いてくる彼女がメグ姉にふんわりと微笑んだ。そのまま僕の足下に跪くとファスナーを下ろしてぱくりと銜える。
「う、ふううううっ!」
女の子みたいな声を出して僕は真衣さんの口の中に放出していた。
それくらいに彼女の口の中は気持ちよかった。
温かくてぬるぬるしていて、そのうえ柔らかな舌が動くたびに、僕の頭の中はショートして知らぬ間に腰を突き上げていた。
メグ姉の悲鳴のような制止の声も聞こえなかった。
とっても綺麗な真衣さんの髪をぎゅっと掴んでもっとしゃぶるようにぜんぶ飲み干すように声にならない命令を下していた。
だから、力なく「だめ、だめだよぉ、トシ、そんなことしちゃだめだよぉ」とつぶやくメグ姉の手を克也くんが引っ張って立たせ「恵美さん、ちょっとこっちで見学しようよ」と、向かいのソファーへと連れていったときには少しほっとしてしまう。
これで好きなだけ真衣さんの口を犯すことができると思ってしまったのだ。

そうして僕たちは、この日の午後にはじめて恋人としての契りを交わすはずだった幼馴染みで先輩と後輩になったばかりの僕たちは、向かい合ったソファーでお互いの痴態を観察することになる。
真衣さんの唇に舌に、そして喉で信じられないほどの快楽を与えられてしまって、だらしない声を上げる僕を見つめるメグ姉もしかし克也くんに抱かれた肩を振りほどくことができない。
最初は揃えられていた膝小僧をさわさわ撫でられていくうちに、「トシ、トシぃ」と甘い声を上げていつのまにか膝を緩め、真っ白な内腿を、ブルーのストライプの入ったショーツを露わにして克也くんの指が這うがままになっていた。
細い肩になれなれしく置かれた手がゆっくりといやらしい指遣いで降りてきて、メグ姉のワンピースを持ち上げるCカップのバストをやわやわと蹂躙されても、弱々しく首を振るだけで、それどころかメグ姉は僕のおちんちんを音を立てて味わっている真衣さんから視線を逸らすことができないのだ。
「俊之は恵美のオッパイ、見たことある?」
僕たちが呼び捨てにされていることなどよりも、その問いかけはショックだった。彼はにやりと笑う。
「ないよな。じゃ、見せてあげるよ」
克也くんの指がメグ姉のワンピースのボタンを一つひとつ外してゆく。
「トシぃっ!お願い!助けて!」
メグ姉の声に克也くんの指が止まる。
「どうする?メグ姉のオッパイ?見たくないかい?えっちな気持ちになって乳首かちかちになっているの、見たいよね」
「あ、うぅあ……」
僕はうめき声を上げる。真衣さんのほっそりした指が僕のお尻の穴にぬるりと入り込んだのだ。
音を立ててうごめく舌と、指で刺激され与えられる快楽に僕は逆らえない。
メグ姉を救うはずの言葉は獣じみた射精の喜びの雄叫びに変わってしまう。
いや違う。
いままで見たことのないメグ姉の痴態が、真衣さんの与えてくれる快楽を数倍にもすることに気付いてからは僕はもう克也くんの行為を秘かに後押しするようになっていた。
だって、だってしかたないじゃないか。

オッパイの先をかちかちに尖らせて、それを克也くんの指で転がされて摘まれてあげる「あの」メグ姉の甘い悲鳴! 耳をれろれろ舐めら螺れていくうちに、すっごくいやらしくなっていく「あの」メグ姉の表情!
クリトリスを探し当てられて刺激されるうちに、全身をびくびくさせながらオナニー経験を告白してしまう「あの」メグ姉!
クロッチをぐいとずらされてぬるぬる光る花弁を照明に露わにしたときの「あの」メグ姉の絶望的な喘ぎ声!
むだ毛の処理ができていないと笑われて、黒々とした飾り毛を撫で回された時の「あの」メグ姉の涙!
さっき見た真衣さんのそれとは違ってまだ幼い感じの襞に、克也くんの人差し指がにゅるりと入っていったときの「あの」メグ姉の懇願の声!

そのすべてが僕はいままでなんども想像するしかなかったものなんだから。
大好きなメグ姉だからこそ、見たくても我慢してしまったものなんだから。

友人の姉にペニスをしゃぶられる快楽といままでの抑圧された恋愛感情に僕は翻弄され、やがて決して下してはならない判断までしてしまうのだった。

「ねぇ、俊之」指だけでなんどもメグ姉をいかせた克也くんはくたりとソファーに身体を投げ出している彼女の髪を撫でつつ訊ねた。「メグ姉とセックスしてもいいよね?」
「そんな」
「い、いや、あたし、あたし」
僕とメグ姉の悲鳴はすぐに消える。
真衣さんの指でお尻の穴のすぐ上を擦られた僕は抗議の声より先に射精の喘ぎをあげてしまう。
なんとか克也くんから離れようとしたメグ姉も、生まれて初めて「剥かれた」クリトリスをぎゅっとつままれたとたんに甘い声を上げて全身を痙攣させる。
くすくす笑う克也くん。
「じゃ、しょうがないね。交換条件として真衣とセックスしてもいいよ。真衣!」
「は……い」
どんよりした瞳の真衣さんが僕にまたがり、ほっそりした指でぜんぜん硬さを失わない僕のペニスを支え溜息とともに腰を落とす。
温かくてぬめった襞が僕のそれの先をくるんだだけで、また射精してしまう。
「う、は……これ、これ、これって……」
くすりと笑って真衣さんは腰を浮かせた。ぬるりと抜けたペニスは十数秒のうちにさらなる快楽を求めて立ち上がってしまう。
「すごいよね。フェラチオよりももっと気持ちいいよ。たぶん」
克也くんの言葉は悪魔のささやきだった。
「ね、俊之からもOKの言葉が欲しいんだ。恵美にハメていいって、恵美の子宮に好きなだけザーメン注いでいいっていってくれないかな?ね?」
「やだ……そんなのやだぁ、やだよぉ……トシ、トシぃ……助けてよぉ」
涙を浮かべるメグ姉がひょいと抱き上げられ、こっちを向いたまま克也くんの膝に乗せられた。大きく開いた太股の付け根からはとろとろと白濁した汁が糸を引いて高級ソファーに垂れていた。
「ね、俊之クン」耳元で真衣さんが甘くささやく。
「だいじょうぶだよ。いちどセックスしたくらいで天野さんの心はキミから離れたりしないよ。それに、克也さまが天野さんにすること、みんな真衣にしてもいいのよ。そう、み・ん・な」
釈明の言葉と誘惑が甘い吐息とともに僕の脳を蕩かせる。
だからそのとき言った言葉を、僕は覚えていない。
だけどそのあとの快楽は覚えている。

「やだあっ!やだぁ!こんな大きいの、こんなおおきいの、むり、むり、むり……あ、あああ……あ」
という破瓜の悲鳴をBGMにしながら、真衣さんのきゅうきゅうからみつく襞を僕は味わったのだから。

「痛い!痛いのぉ!お願い、お願い!」
と泣き叫ぶメグ姉の表情から苦痛の色が失せ、その代わりにとまどいと悦楽を帯びたものに変わるさまを鑑賞しながら、真衣さんと身体を密着させて腰を振ったのだから。

「お願いだからなかには出さないで、赤ちゃんできちゃうかもしれないの、お願いだから避妊して、どんなことでもするからなかに出すのはやめて」
と懇願するメグ姉の声がだんだんせっぱ詰まってきて、
「熱い、熱いのがどくどく、どくどく……」
とつぶやいてアクメを迎えるのと同時に真衣さんの中にたっぷり注ぎ込むことができたのだから。

初めてのセックスでここまで気持ちよくなることができた僕はただ深く満足し、友人に感謝することしかできなかった。
疲労に包まれて眠りに落ちるその寸前に、メグ姉が「ああ、ああ、覚えちゃう。アタシはじめてだったのにこれを、このセックスを覚え込まされちゃう……ああ、もう、もう帰れない。あたし、あたしだめになっちゃう……」と泣いていたことがその日最後の記憶だった。

目が醒めたとき、お隣の天野家には誰もいなかった。
母親に聞くとメグ姉は彼女の両親と弟と一緒についさっきバンクーバーへ旅立ったとのことだった。戻ってくるのは始業式の二日前とのこと。
僕は安堵する。
けっきょくメグ姉との「二人っきりのパーティ」はできなかったけれども、それはこれからすればいいわけで。
僕はそう結論した。
だから深夜にタクシーでひとり送られてきた昨日の出来事について、根掘り葉掘り聞いてくる母親との会話を強引に打ち切ってしまう。
もし彼女とちゃんと会話していれば、メグ姉が残した言葉を聞いていただろう。そしてそれの意味に気付き、それを防ぐことができたかもしれない。

メグ姉は僕の母親にこう言ったのだ。
「俊之君によろしくお伝えください」と。

あとになって知った。
メグ姉は空港で体調不良を訴え、ひとりバンクーバーへは行かなかったことを。
タクシーが走り出したのち、その目的地を自宅から別のところへ変更したことを。
家族が旅行に行っているあいだ、メグ姉が滞在したのは高森家だった。
そう、克也くんと真衣さんの住む邸宅だった。

「青井……お前今日もデートかよ」できたばかりの友人は羨ましそうだった。
「あの天野先輩とラブラブなんて……すごいよな」
「これが幼馴染みのパワーですか」
「かてきょーしてもらったときにダメ押ししたんだって?」
冷やかしの声が増えてくるのに耐えかねて、僕は1-Fの教室を出る。入り口のところに待っていてくれたのはメグ姉。
今年から生徒会書記を務めて高森真衣生徒会長を補佐することになった優等生。
「トシ」に頬を染めてメグ姉が囁いた。「ずっと傍にいてね」

「ああ、ああ、ご褒美ください!メグにご褒美ください!」
制服をもどかしく脱ぎ捨てて、ソックスだけになったメグ姉がお尻を高く持ち上げておねだりしていた。
「なんのご褒美ですか?天野さん」
ソファーに腰かけた真衣さんがメグ姉の頭を軽く踏んだ。でもメグ姉はぜんぜん抵抗しない。それどころかストッキングで包まれた真衣さんのつまさきを舐めはじめる。
「今日もメグは俊之の恋人『役』を上手にできました!俊之の同級生に見せつけてやりましたし、あたしのクラスのコにも『お隣の年下の恋人』の話題を口にして呆れられちゃいました……」
「知ってるわ。わたしもそこにいましたから」真衣さんはくすくす笑った。
「学校でも知らない人はいないでしょうね。天野恵美の恋人が誰か」
僕は歯を食いしばる。
「じゃあ聞くよ」メグ姉のまあるいお尻を撫で回しているのは克也くんだった。
「恵美の本当の恋人は誰?」
くるくる動かす指でお尻の穴を悪戯されていたメグ姉はうっとりした表情のまま叫ぶ。
「メグには恋人はいません!メグにいるのは『御主人様』だけです!メグは克也さまのペニスの奴隷です!克也様のご命令ならどんなこともできてしまうペットです!克也さまにご褒美いただけるならどんなに心にもない相手でも、恋人みたいに振る舞えます!!」
「いい子だね。メグ」
その言葉とともにずぶりとメグ姉は克也さまのペニスに貫かれる。メグ姉の唇から歓喜の叫びがほとばしった。
「ああ、ああ、これ、これだけ、これ……ああ、ああ、メグは、メグはとっても幸せです……」
鮮烈な処女喪失と悪魔的な快楽で「刷り込み」がなされ、家族がバンクーバーへ旅行しているあいだ、僕がその帰りを待ちわびているあいだ、高森姉弟にその「刷り込み」を調教を完璧なものとされてしまったメグ姉はもう僕の知っているメグ姉ではなくなっていた。

克也さまのペニスに貫かれることが幸福だと、その精液を孔という孔に注がれることが喜びだと信じて疑わない淫ペットに造り替えられてしまっていた。
一二歳のときに弟の性奴に堕ちた真衣よりも下位のペットとして、姉弟に可愛がられることを心から望むようになっていた。
そう、これは僕のせい。僕のせいなんだ。

だから僕も「メグ姉の恋人」として振る舞い続ける。
もし僕がメグ姉から離れたら、「ご褒美」をもらえなくなった彼女はきっと狂ってしまうだろうから。
そう、これは彼女のため。
恋人として振る舞うのは彼女のためなのだ。
「ほら、メグ。キミの恋人にもサービスしてあげないと。欲求不満のままじゃ逃げられちゃうよ」
「あ、ああ……ん。そんなの、そんなのやですぅ……」
犬の姿勢で克也さまに腰を打ち付けられているメグは部屋の隅に立っている僕を見上げて唇を淫らに歪めた。
「……トシ。御主人様の許可が下りたわ。さあ、メグ姉のお口を使ってもいいって」
桜色の唇からにゅるりと舌がこぼれ、唾液がおとがいまでこぼれた。
「御主人様のご命令……なんだから……ね。アンタの汚いザーメンを飲んであげる……のは」
メグ姉の瞳には被虐の色が「御主人様の命令で、好きでもない男のペニスに奉仕させられる自分」への自己憐憫で濡れていた。
でも僕はそさくさとズボンを下ろすとメグ姉の顔にペニスを近づける。
臭いに眉をひそめつつも、メグ姉はちゅるりと僕を飲み込んだ。
ああ、と僕は声を上げてしまう。メグ姉の舌遣いは信じられないほど気持ちいいのだから。
メグを犯している克也さまが笑った。
「くわえた瞬間、メグったら軽くイったよ。このマゾ先輩、もうすっかり出来上がってるね」と。
メグ姉は悲痛な声を上げるけれど、お尻を叩かれながらピストン運動される彼女はとても幸せそうだった。

そう。これは彼女のため。
恋人として振る舞うのも、克也さまに命ぜられたとおりメグを悪戯するための道具として振る舞うのも。
もし僕がメグ姉から離れたら、「ご褒美」をもらえなくなった彼女はきっと狂ってしまうだろうから。
そう。これは彼女のためなのだ。
決して……メグ姉のお口にしゃぶられるのがいいからじゃ……ない。
メグ姉の手でしごいてもらえることがたまにあるからじゃ……ない。
克也さまとの行為のあと、全身をザーメンと汗でどろどろになったメグ姉の
身体をきれいにする名目で、シャワールームで悪戯できるからじゃ……ない。
意識を取り戻したメグ姉に「だめよ、トシのそれじゃ……もうぜんぜんだめなんだから」と薄く笑われつつも、その締め付けのすばらしさをごくまれに味わえるからじゃ……ない。

これは、彼女のためなのだ。
メグ姉が克也さまのペットとしてあり続けるためなのだから。

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