彼女は金持ちの娼婦

Hey動画見放題プランが激安すぎる3つの理由(2万本が月額1000円)

何と似合いのカップルだろう──三沢孝之と日比野友華が並んでいる姿を見ると、誰もがそんな事を口にする。
長身で甘いマスクを持つ孝之と、彫りの深い西洋美人風の友華が並ぶと、それだけで絵になるのだ。美男美女、と言ってしまえばそれまでだが、ここ、S大学においては、法学部に籍を置くこの二人が、ベストカップルに間違いが無いと言われている。

「孝之、次の講義はどうする?」
昼食後、友華が孝之に訊ねた。必修ではないが、次の講義はテレビなどで高名な、名物教授の話が聞けるので、孝之としては是が非でも出たい。
「俺は出るけど、友華はどうする?」
「あたしパス。出ても単位に関係ないし」
興味ないわ、と友華は言う。彼女はどちらかといえば現実派で、あまりタレントなどにも心を惹かれない所がある。それを孝之は、彼女特有の芯の強さだと思っている。

「じゃあ、午後からどうするんだ?帰るのか?」
「せっかくだから、海外から来てる留学生とおしゃべりでもしていくわ。生きた英語を学ぶチャンスだし」
友華はテラスに座っている外国人留学生を指差して笑った。名は知らぬが、アメリカから東洋の歴史を学びに来ている青年で、俳優顔負けのルックスをしているため、学内中の女子から熱い視線を浴びている男である。

「浮気するなよ」
「まさか」
ふふ、と友華は意味深な笑顔を残して去っていった。その背中を見送ってから、孝之が立ち上がった時、
「あら、三沢君」
と、誰かが声をかけたのである。

「なんだ、生嶋か。久しぶりだな」
孝之は声の主が、同じゼミの生嶋美由紀である事を確認すると、曖昧な笑顔を見せた。
実は以前、孝之は美由紀と恋仲にあったのだが、友華と知り合ったがために、無理矢理に別れたという経緯がある。だから彼女に対し、どこか気まずさがあった。
「ずいぶん他人行儀じゃないの。昔は、孝之、美由紀って呼び合った仲なのに」
「過去の話さ」

都合がいい事は分かっているが、孝之にはそれくらいの言葉しかない。別れた女への慕情が無いとは言わぬが、なにせ今は友華にぞっこんなのだ。美由紀に思わせぶりな態度をする訳にはいかない。
「まあ、あたしの事はどうでもいいわ。でも、いいの?今、ケニーの所へ行ったの、彼女じゃないの?」
「ああ、あいつ、ケニーっていうのか」
美由紀が指差す方には、留学生と楽しそうに談笑する友華の姿がある。それを孝之は、目を細めて見つめていた。

「お前、あの外人について、何か知ってるのか?」
「・・・あまり、いい噂は聞かないわね。三沢君、彼女とはもう・・・?」
「男と女の関係さ、もちろん」
「そうなの」
美由紀はふと、寂しそうな顔をした。以前、好きだった男の口から、別れたとはいえ、他の女を抱いていると言われれば、その心境は複雑に決まっている。それが分からぬ孝之ではないのだが、いかんせん今は友華と話しこんでいる、ケニーという男の事が気になって仕方が無いために、そこまで考える余裕がなかった。

「彼女、席を立ったわよ」
不意に友華が席を立ち、ケニーに手を振って歩き出した。大した用事も無いので、話が尽きたのだろうと、孝之はほっと胸をなでおろす。
「本当だ。そのまま、帰るんだろうな」
「どうだか」
美由紀が意地悪そうな顔つきになった。彼女は何か知っているのか、意味ありげな眼差しを孝之に向ける。

「なんだよ、その目は」
「別に」
美由紀が頬を歪め、手で髪を梳いた。その仕草が孝之には、含み笑いをごまかしているように映る。

「ケニーも席を立ったわ」
美由紀の言葉につられ、孝之は留学生の動きに注目した。ケニーは友華から離れる事五十メートル、しかし、校舎前のスロープを下りて、同じ道を歩いていく。
「彼女の家は向こうなの?」
「・・・いいや、違う」
孝之の手が汗ばんだ。二人の距離は開いたままだが、歩調が合わされているような気がする。まるで目的地が同じだと言わんばかりに。

「そういえば、あの先にはケニーが住むコンドミニアムがあるわね」
しれっと美由紀が言った。やはり、彼女は何か知っているようだ。
「・・・生嶋。お前、何を知ってる?」
「さあね」
くくっと鼻で笑う美由紀。その笑顔に、孝之は形になり始めた猜疑心を裏打ちされたような気がした。

「今のあたしが知ってるのは、ケニーのコンドミニアムが見渡せる高台だけ・・・」
美由紀がくるりと背を向けた。友華とケニーの間柄を確かめたければ、孝之はその後姿に縋る他ない。
「連れてってくれないか、その場所へ・・・昔のよしみで」
「ずるい男ね・・・まあ、いいわ」
午後一の講義に向かう学生たちの波を掻き分け、美由紀と孝之はキャンパスを後にした。

彼女の言うコンドミニアムとはS大学で借り上げたもので、主に外国人留学生が入居していた。日本人の学生も何名かはいるが、皆、金持ちの子息ばかりだという。表向きは寮という扱いだが、その実、金に不自由しない輩たちが集う、サロンの如き場所になっていると、美由紀は道中に言った。

「着いたわ。あそこに見えるのが、ケニーの住まい」
「ずいぶん立派だな。学生寮って本当なのか?」
「莫大な寄付金が払える人だけの、という注釈がつくけどね」
それは切り立った山を背に、ひたすら目立たぬように作られたとしか思えない建物だった。
構えは豪奢で、ガラス張りのサンルームの中には温水プールのような物も見える。実際、そこにはゆっくりと日光浴をする若者たちの姿があった。

「何人か知った顔がある。贅沢してるな」
「それだけ、お金持ちって事よ」
今、美由紀と孝之がいる高台から、コンドミニアムまでは僅かに三十メートルほど。ただし、木々が生い茂っているため、向こうからこちらを見ることは出来ないだろう。言葉は悪いが、覗き見をするには絶好のポイントだと言える。
「友華はどこだろう」
「それが彼女の名前?可愛い名前ね」
ここへ来るまでに、孝之たちは友華とケニーの姿を見失っていた。しかし、歩いて行った方向を考えれば、ここに居るとしか思えない。

「居たわよ、彼女!プールに、ケニーと一緒よ」
美由紀が声を上ずらせながら叫んだ。なるほど彼女が言う通り、友華は青いビキニ姿でケニーと肩を並べ、プールサイドを歩いている。
「・・・友華」
「彼女、すごいセクシーな水着を着てるわ。あれ、ケニーの趣味よ」
呆然となった孝之の目に、外国人特有の厚い胸板を持ったケニーに寄りかかる友華が映った。二人が並ぶとまるで大人と子供のようで、それがまたエロティックさに拍車をかけている。

「キスしたわ。あの馴れ馴れしさからすると、今日が初めてじゃあなさそうね」
「・・・・・」
孝之は頭を抱えてしゃがみ込んだ。友華はケニーに求められるがまま、濃厚な口づけを許したのだ。
「・・・どうしてだろう。もしかして、友華と付き合っているというのは、俺の錯覚だったのか?
俺たちは、キャンパス一の似合いのカップルじゃなかったのか・・・」
ふと、孝之は友華がストラップのついた携帯電話を、首からぶら下げている事に気がついた。今、コールをすれば、事の真偽が確かめられるだろう。孝之は震える指で友華の番号を押す。

「もしもし。ああ、孝之?どうしたの、今は講義中じゃないの?」
ワンコールで友華は電話に出た。いつもと変わらぬ声音で。
「う、うん。つまらない授業だったから、出てきたんだ・・・ところで友華、今どこにいる?」
「う~ん・・・友達とショッピング中。夜には帰ると思うけど」
言葉とは裏腹に、友華はケニーの腕の中に抱かれていた。

「講義、抜けてくるんだったら、一緒に帰れば良かったね」
「あ、ああ・・・そうだな」
友華の無邪気な声が、孝之を救いようの無い寝取られ男に貶めていく。その間にも友華はケニーにビキニのトップを毟り取られ、乳房を揉まれていた。

「じゃあ、また・・・電話する」
「うん。メールでもいいよ。孝之、愛してる」
友華は電話を切るとき、いつもキスの音を送ってくる。今も、チュッという唇の濡れた音が、孝之の耳の奥へ残されていた。
「・・・なあ、生嶋」
「なに?」
「なんなんだろうな・・・あいつにとって、俺は」
がくりとうなだれる孝之に、美由紀は小さな声で答える。
「たぶん、ケニーとの事は遊びで・・・あなたとは真面目な付き合いをしたいんじゃないのかな・・・ケニーはいずれ国へ帰るんだろうし、あなたと付き合うメリットが大きいから」

プールサイドに居る友華は携帯電話も放り出して、本格的にケニーと愛撫を交わし始めた。
しかも、周りには同じ年頃の異性が幾人もおり、にやにやと呆け笑いを浮かべながら、事の次第を見つめているのだ。男のケニーはともかく、友華は相当の羞恥を感じなければおかしい。それとも彼女は、集団監視の中で身を揉まれるのを好む、色情狂なのか──

「彼女、ケニーのペニスを舐め始めたわ」
美由紀が指差す方に、デッキチェアの上に寝転がるケニーと、そこへ縋る友華の姿があった。ケニーの一物は巨大で、なおかつ恐ろしげに反り返っている。しかし、友華はそれに臆する事無く、耳元を覆うこぼれ髪を指で梳きながら、するりと一物を唇で咥え込んでいった。

「あいつ、フェラチオなんかしてやがる。俺がいくら頼んでも、いやだって言ったのに」
孝之がそう言うと、美由紀がクスクスと笑い始めた。彼の言い様がいかにも寝取られ男のそれで、惨めな上にえらく狭量に感じたからだった。
「あッ、友華の周りに人だかりが出来やがった。ちくしょう、中が見えないぞ」
「彼女・・・友華さん、輪姦されるみたいね。どうやら、ケニー専属の女って訳じゃなさそう」
「それは、どういう意味だ?」
「そのままよ。友華さんは外人と金持ちの娼婦ってわけ」

美由紀は乾いた声で呟いた。娼婦──キャンパス一の美女が、娼婦扱いなのか。
孝之は拳を作って、ブルブルと戦慄き始めた。
「あそこに住む人たちは、とんでもないお金持ちばかりだから、女に不自由なんかしないのよ。でも、入れ込みやすい女を背負うと、厄介事が多くなるから・・・友華さんはきっと、そういうのを嫌う人たちから、共同で・・・」
「ちっくしょう!」
いよいよ孝之は激昂した。しかし、色男で通してきた彼には、金も力も無い。まして、友華が娼婦の如き行為をしている場所へ乗り込もうなどとは、つゆにも思わない。

「さて・・・じゃあ、あたしも行きますか」
美由紀は背伸びをした後、不意に孝之を見下げながら言った。
「行くって、どこへ?」
「あそこに決まってるでしょう?」
美由紀の長い人差し指が、コンドミニアムの方に向いている。今はちょうど、友華がケニーの一物で、女芯を田楽刺しにされている所だった。

「じゃあ、生嶋・・・お前も」
「そうよ。あなたにふられてから・・・ね」
何という事だろう。友華に加え、美由紀までもが彼らの玩具になっているとは──
これで孝之は元、彼女も含め、二人の女を奪われた事になる。

「そんなバカな事って・・・あるのか?」
慄然とする孝之を前にして、美由紀は言った。
「あなた程度の男なんて、いくらでもいるもの。ちょっと顔がいいだけの貧乏人が、あそこに居る人たちと張り合うこと自体がおかしいのよ。大学生活の四年間を、何の刺激もなしに過ごせるのは、よっぽどの暇人か大バカよ」
孝之の知らぬ世界が、あの場所にはあるのだと美由紀は言う。

「さよなら」
と言って、去っていく美由紀にかける言葉も無く、孝之はただプールサイドで犯される友華の姿だけを見つめていた。さすがに声は聞こえないが、友華はケニーを始め、複数の男たちから休む間も無く犯されている。そしてしばらくすると、孝之の携帯電話が着信を告げた。電話を寄越したのは美由紀だった。

「見える?あたし今、友華さんのすぐ脇にいるの」
美由紀は携帯電話片手に、デッキチェアの上で嬲りものとなっている友華の近くに立っていた。彼女は水着も着けずに、素肌をさらしたままケニーと肩を組んでいる。
「友華さんの声、聞かせてあげるね」
一瞬の間の後、孝之も知る友華の叫び声が、電話機を通して聞こえてきた。

「あ───ッ!も、もっと、オマンコいじめて──ッ!い、いやッ、またいくッ!いっちゃう!」
いつもとトーンは異なるが、間違い無く友華の声音である。ちなみに孝之は、彼女のこんな激しい喘ぎ声を聞いた事は、今までに一度も無い。
「ふふふ。彼女、もう五人にやられてるわ。いい気味よ」
してやったりの顔をした後、美由紀は携帯電話を放り投げ、周りに居る男たちに囲まれていった。そして友華と美由紀、女二人が男たちの波に飲まれ、一つの肉塊になっていくのを、孝之はただ、呆然として見つめていた。

コメントは停止中です。

サブコンテンツ